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《感謝の気持ち 振り返る半生 〜 福祉講演会 〜》
二月九日(金)、町保健文化センター三階ホールにおいて、社会福祉協議会主催の福祉講演会を開催しました。
例年、福祉講演会では、著名人などを迎えて講演していましたが、今年度は、社会福祉協議会の事務局が置かれている福祉会館が建設されてから二十年の節目の年ということで、福祉会館、福祉作業所の建設にご尽力された方のおひとりである南玉在住の鈴木益子さんをお招きしました。「ささえられて、今 ―蛍の里で―」と題し、当時の様子などを語っていただきました。
身障の 子を持つ同士 おのずから 心寄せ合い 今日まで来しを
鈴木さんは、現在八十八歳。戦後の混乱時、聴覚に障害を持つ二人の子供を、姑の温かい励ましや近所の人たちの協力等にささえられて育ててきた話や、障害児を抱える家族の会設立に力を注いだこと、たくさんの人たちの力が集まり、福祉会館、福祉作業所の建設が実現したことを、鈴木さんは当時のことを思い起こすように淡々と話していました。
この日の来場者は三百五十人。
どんなに辛い状況にあっても常に前向きに、そしていつも支えてくれた周りの人たちに感謝する心を大切にし続けた鈴木さん。スクリーンに映し出された美しい蛍の里、南玉の風景や、鈴木さんの詠んだ短歌は、静かな会場の中で来場者の心を捉えました。
地域の福祉活動にも積極的に参加した鈴木さんの話は、会場の人たちの心を打ち、そっと涙をぬぐう人の姿も多く見られました。
闇に舞う 光の交叉に われ忘れ しばし酔いいる 蛍の饗宴
講演を聴かれた方々のなかからは、「苦労を乗り越え、家族の支えになっただけでなく、社会にも大きく貢献されたお話や短歌に感動しました。障害をお持ちの方々にやさしい社会になってほしいと感じます」「心打たれる話で、自分も頑張ろうと思いました」「今日、社会から見失われつつある“家族愛”の尊さを強く感じました」「自分の人生を自分で切り開いていく、私も今日を境に新しい明日をつくっていこうと思いました」など多くの感想が寄せられました。鈴木さんの活動を知る旧知の方々も多数来場され、講演終了後、鈴木さんに感動の声をかけていました。
熱き血を 懸けて歩みし この道を 共に支へし 君に幸あれ (会場にて 参加者より)
多くの皆さんの熱い思いから設立された福祉会館、福祉作業所は、今も地域の方々に支えられています。福祉作業所へ通うみんなは、今日も元気な笑顔で頑張っています。
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